謎のネーミング。ピープ(タカキベーカリー)
そのセンスある謎ネーミングと、シンプルでおしゃれなパッケージにひかれたのが、こちら。
ピープ(タカキベーカリー) 248円+税
タカキベーカリーは、広島県に本社のある製パン会社。
中国地方~九州地方の人にとっては、スーパーでよく見かけるおなじみの会社。
ちょっとおしゃれな商品が多い、と個人的には思っている。
普段使いの山崎パン、ちょっと人が来る時のタカキベーカリー。
そんな位置づけ。(あくまで個人の意見です)
関東だと、パン屋さんの「アンデルセン」や「リトルマーメイド」といったほうが通じるかもしれない。
そんなタカキベーカリーのロングセラー商品、ピープ。
くちどけのよい、プチケーキは、おやつにぴったり。
7個入っているので、シェアして食べられる。
カロリーも1個85kcalと、ちょっと小腹が空いたときにも、安心して食べられるピープ。
誕生のきっかけが、タカキベーカリーホームページに載っていたのだが
1960年代、アメリカでは「卵・砂糖・油脂」が多いリッチな生地の洋菓子がブームになっていました。
1970年代に入りタカキベーカリーの創業者高木俊介は、その情報を伝えケーキ職人にアメリカタイプのリッチなケーキを再現するよう指示しました。
ケーキ職人は毎日、一生懸命ケーキを試作しましたが失敗ばかり。初めてのリッチな生地を扱うことに大変苦労していました。
「そうだ!うちのオリジナルのケーキをつくろう!アメリカの真似ではないタカキベーカリーのオリジナルケーキを。」当時、タカキベーカリーでは、シフォンケーキやクリスマスケーキを製造、販売していました。きめ細かくしっとりとした絹のような食感のケーキ。
このノウハウを生かせば、リッチな生地の日本人好みのケーキがつくれると確信し試作を続けました。
試行錯誤の結果、1973年岡山工場で誕生したリッチなケーキは、「ポニー」と命名され手軽なソフトスナックとして西日本エリアを中心に発売されました。軽い食感と甘さは、子どもからお年寄りまで幅広く支持され発売半年後には、1日7,000個以上を製造するヒット商品となりました。
その後、商標等の問題から品名を「ピープ」と変更し発売されました。
品名は「ピープ」に変わっても、人気は変わることなく今に続いています。未だにわからないのは品名「ピープ」の由来。今も謎のままです…。
けっこう歴史が古く、もう40年近く愛されているピープ。
まんまる、ふわふわのかわいらしいビジュアル。
ふわふわの優しい食感。
これなら、小さいお子さんからお年寄りまで美味しく食べられる。
珈琲のお供にはもちろん、紅茶や緑茶、牛乳にだってピッタリなのだ。
カップケーキよりもなめらかで、シフォンケーキよりもふわふわ。
で、ピープなにが一番惹かれるって、やっぱりその名前!
ピープって!
しかも由来不明なんて!
アンデルセンがデンマークだから、デンマークと何かしら関係あるんじゃ?
と調べてみても何も分からず・・・
ただただ不思議なピープ。
見かけた際は、不思議なネーミングに思いをはせつつ、優しい味わいを堪能してほしい。